街行く中、歌うこと
今日は路上ライブ、再スタートをきった。
新宿駅にて。
南口での路上ライブを想定していたけれど、
着いたら既に何組かのミュージシャンがポリスメンに止められていたので、
西口方面にゆらゆら歩いた。
小田急の前に陣取って、歌い出したのも束の間、
3曲目の「雨上がりの午後」の途中でお巡りさんストップ。
気持ちよく、街の一部になったように歌えて、すごく手応えがあった。
だから余計にもどかしく思えた。
南口に戻ると、お祭り騒ぎみたいに何組ものミュージシャンが10mおきぐらいの距離で歌っていた。
どんな人に人が集まるかわからないものだなぁなんて思いながら。
なんとなく、不甲斐ない気持ちになって地元駅に帰った。
帰り道の公園では、夜桜が綺麗で。
このまま家に帰るのでは手持ち無沙汰な自分は、吸い寄せられるようにベンチに座ってしばらく桜を眺めた。
桜みたいに、堂々としていて、ダイナミックで、華やかで、感動的で、だけど景色の一部みたいに自然に佇んでいて、
そういうアーティストになりたいなあ。
と、ぼんやり思いつつ、帰宅。
なんとなく、何も手につかずにいたけれど、
深夜、Twitterにリプライとフォローが来ていた。
路上ライブを聞いていて下さった方だった。
そのリプライの文章は、僕には宝物のように思えるものだった。
街中での路上ライブは、障害は多い。
感情や主張が溢れかえっていて荒れ狂う波ようだ。
感情と主張がガチャガチャに入り乱れている中でも、歌っていくことで自分とリンクする人とはちゃんと繋がることができる。
行動は無駄ではなかった、そう思えた。
そうやって繋がって下さる方々に、どうやって幸せをプレゼントできるかを考えていくことが大事なんだと改めて考えさせられた。
誰彼構わずじゃない。
明日もまた、次の一歩、だ。